いい女考

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何者でもない自分になる=愛だと書きましたが、一方で、
女の人は「いい女になりたい」という気持はあっても(いや
むしろあった方が)いいんじゃないかと思います。
私が「いい女」について書くなんて、なんだか笑ってしまい
ますけど(笑)大事だと思っています。

私は高校生の時、山田詠美さんの「放課後の音符」という
小説に出会い、多大なる影響を受けました。
その感覚をコピーしてしまったと思うくらい影響を
うけましたが、あの頃彼女と彼女の小説に出会えたのは
本当に私にとって幸運だったと今になって思います。

小説を通して、ステレオタイプでいようとしないこと、
偏見を捨てて自分の目でものを見ようとすること、人や
出来事・空間の中に素敵を見つけようとすること、意外性の
素敵さ、素敵に変われるよう自分の中にハンドルでいえば
「あそび」のような空間を空けておくこと(自己意識や
自分だけの理想でガチガチにしない、新しいことを取り入れ
たり受け入れたりできるような隙間、未完成な部分、
そういう自分を認めること)、こういった物事の見方や
自分の価値観を小説の中から自ずと学び、自分の中に取り
入れようとしました。
どこまでできていたかはわかりませんが、それまでの私の
価値観を180度変えるような大きなきっかけに違いありません。
こき下ろしてしまう相手(笑)の中にも、自分が負けを認め
られる部分や相手の素敵さを見つけられるくらいにはなれた
つもりでいます(笑)。
山田詠美さんの「4unique girls」というエッセイも
おススメです。

「いい女」について、たくさんのエッセンスいやもうギフトと
言ってもいいくらい書かれてあります。

ところで「いい女になりたい」「いい女でいたい」という気持は、
自分を客観的に見るし自制も自律もします。
それっていい女のすることだろうか?というのが基準で自分の
言動を見るため、人と比べず自己判断します。
自分が自分に向ける目。自分を上げる(気分じゃなくて質を)ための
判断基準になると思うのです。
どんな時もそういう姿勢でいること、人生の中で自分を鍛える、
磨く、より美しくなる、という本当の修行のような気がします(笑)。
もちろんグラウンディングの大きな要素にもなると思います。
何より、自然体でいることに直結します。

さて、その「いい女」かどうかというのは、自分では一生
わかりません(笑)。それは他人が判断するものだからです。
誰かに言われることがあるかもしれないけれど、その時は
ありがたく受け取っても、またそれに浸ろうとしたり図に乗ったり
すると、すぐさま愚の骨頂と化すのです。その愚の骨頂の
時の顔をたまたま鏡で見たりした時には、まあ恥ずかしい。
恥ずかしながら、私は結構あります。

ちなみに、私は女なので男の人については正直よくわからない
所もあるのであんまり言えませんが、個人的に、「いい男に
なりたい」を目標としていてほしくない気がします。
ギラギラ感を生む可能性の方が強いような気がして。。
どちらかというと、「これしたら格好悪いよなあ」くらいの
抑制的な基準は持っていてほしいですが。
更に、「これしたら格好いいんじゃないか」と思っての行動は、
益々格好悪い結果を生むような気がします。。。

バランスの問題ですが、人は、他を意識しているか、自己を
意識しているかに分かれると思います。
「自分が」いい女でありたいか、「他人から」いい女と
見られたいか。
これによって動き方も考え方も大きく変わってきます。

何でもそうですが、盲目になり欲が出過ぎてしまうと自分を
見失います。自分を見失うというのは、上記の「それって格好
いいか、悪いか」「ちょっとまずくないか?」等の
判断が客観的にできなくなるということです。
実は、スピリチュアルやってる人は陥りやすいのではないかと
思います。
自分にもそういう時期がありました。
能力を上げたい一心で、普通だったら、「うわあ、引くわあ。。」
と思うことにも手を出してみたりしたこともありました。
まあ経験にも勉強にもなりましたが。。。
ちなみに、正しいもの、愛あるものは、不思議とそういう
違和感がないです。ご自身の感覚の判断基準にされてみてください。

能力や地位や何よりも、まず、自分がいい女かいい男か
の方が、ずっと大事ではないでしょうか?

ところで、「神様的」な話しなのですが、以前、自分のガイドが
いい男だと書きました。エネルギーなので姿形ではなく、もう
感覚としか言いようが無いのですが、「いい男」なのです(笑)。

また、話しは少しそれますが、昔友達のガイドさんと話しをして
いた時、「K(友人の名前)をいい女にしたいの」とその
ガイドさんは言っていたことを思い出しました。

いい女・いい男であることは、神様的なのかもしれないなあ、と
思うのです。


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