結婚式が明治神宮だったこともあり、明治神宮にはこの3~4年良く
行くようになりました。それまでは、就職試験の折に東京を訪れた
時1回かその後の1回くらいだったと思います。
入り口から境内までの砂利道を、就職活動用のヒールで歩くのは
大変骨の折れることで、正直敬遠していました(笑)
だって、入口から境内まで20分くらいかかるんですもの(当時の感覚)。
昨日は仕事初めの人が明治神宮にはものすごくたくさんいて、
「しまった、頑張ってもっと早く起きればよかった。。。」と
後悔しながら厄払い申し込みを記入し、途方に暮れそうに
長い列に並び順番を待ちました。
だけど不思議と、申し込みをしてから並んでいる間、気持ちが落ち着いて
いました。待ち時間も意外と短く、待合室が今回は結婚式を挙げた
部屋だったので、その地に入れたのがありがたく懐かしく嬉しかったです。
順番が来て案内され、境内の中央でお参りをした後、ご祈祷していただく
神楽殿に続く道、一番本殿(つまり神様のいらっしゃる場所)に
近づいて見える場所は私にはとても特別に感じられます。
今回は、上賀茂さんに似た、やっぱり魂の父のような安心感を感じました。
前回の厄の時に厄払いに来た時も同じ具合に本殿を見入っていた時、
そこにいた神職の方に、「あそこにいらっしゃるんですよ」
と優しく声をかけていただいたのも印象的でした。
思えば神社に行って涙が出る、といった経験を初めてしたのもその時でした。
祝詞をあげてもらい、最後に巫女さんが鈴のお祓いをしてくれます。
その鈴の音を聞いた時、なぜかわからないけれど急に泣きたくなって
きたのです。後で友達に話したところ、「鈴は浄化の作用があるっていうからね。」
と教えてくれました。
今回は大変多くの人がいたので、最後尾にいた私たちは神楽殿に入ることすら
出来そうになかったのですが、まあ、いっか、祝詞さえあげてもらえれば、と
思っていたら、神職の方が一番端の列を空けるよう動いてくださって、
いつも一番後ろの方に座っているのに、今回初めて、一番前で受けることに
なりました。場所は関係ないと思いますが、なんだか嬉しかったです。
祝詞があがっている間、これまでの私は一生懸命色んな事を祈ったり、
感じようとしたり、無になろうとしたりしていました。
だけど今回はどういうわけか、何をしていいか初め良くわからず、
その滅多に見ることのできない美しい神器や太鼓を見ていたりして
いたのですが、そのうち気づいたら神様と会話していました。
今年自分がしようと考えていることを(勇気を持って)伝えて
みると、「わかってる」と。色んな意味を込めて伝えてみたのですが、
その「わかってる。」はすべてひっくるめてわかっている、という感じでした。
今後について不安が私の中をよぎった時、そうなったら空気になって
いつでも見てるよ、と感じました。
すべて受け止めてくれて「大丈夫」、と言ってくださっている、そんな感じでした。
そして、やっぱり万能なんだな~、と思いました。
お払いやご祈願を受けに来ている人々は、それどころではなくて、
この後の仕事や今一緒にいる人の事やケータイや、全然違う事を
考えている人もたくさんいたと思います。皆全然違う色んな個人的な事を
考えてる。だけど、神様は一向に自分に注目されないことを気にしない。
そんな事は全然関係ない。その、「一人一人が瞬間瞬間楽しかったらいいな、
幸せだったら嬉しい」、私はそういうエネルギーしか感じませんでした。
無条件でその人の幸せや楽しみを愛する、目を細めてそんな風に人を
見ていたように感じました。
そんなエネルギーを感じ、「なんて優しいんだろう。。」と
感動し、厄払いに来たことをまた半分忘れていました(笑)
そして、そんな風に私もなれたらいいな、と思いました。
もちろん、愛を送りながら(神様のなせる技ですね。
本人がご利益と取るかは別の話できっとその人の人生に必要な事が
起こったり栄養が与えられるんだと思います。内容は神のみぞ知る、
なんだと思います)。