私は、あんまり相談をしてこなかった人間です。
相談しても頭から否定された経験や、結局は自分で考えなければ
ならない、という気持ちがどこかにあったので、相談した経験を
振り返ると、相手は母か本当に近しい友人や、どうしても誰にも
話せないことは占い師さんに相談したことくらいです。
相談、という言葉も少し違うかもしれませんが、あまり自分の
気持ちを人に伝えてこなかったかもしれません。
昨年、妹と話していた時、「お姉ちゃんはいつも結論だけ話す。
もっと途中段階で人に話してもいいのに。」と言われました。
別に考えて最終的に決めるのは自分だけど、前段階で気づけることも
多くある、と。
その時の私にはピンとこず、そんな事も忘れていたのですが、
先日実家に帰った時、久々にものすごい怒りに襲われて(笑)、
「ぐちってもいい?」と母に聞いてもらいました。
そしたら、母も、彼女の思うことや経験をとうとうと話してくれたの
ですが、「あ~、そうだったんだ。」と納得することがあり、
私、そんなに一人で爆発しそうになるくらい(笑)怒りを抱える
ことでもなかったんだな、と思いました。
そして、気づいたのですが、人に話してみたら、それまで自分の中で
大問題だったことが、実は大したこと無いと思えることが結構あるんじゃ
ないかと。
もちろん、一人で温めて大事にしたいことはあると思いますが、
人に話してみてスッキリする、という目的だけじゃなくて、
話すことによって気づくことがあるかもしれない、と思いました。
人は人に支えられて生きているんだと、改めて感じた経験でした。