私は自分の中に、強さよりも弱い部分ばかり見てきたと
思っています。そして実際、そんなに強くないのだと
思っています。だけど、強い弱いというのは、何をもって
言うのだろうと、漠然と思っていました。
何となく、キツイ、とか、ずけずけと言う、とか
傷つける、とかどうしてもネガティブな方向にしか
私の中で繋がらなかったのですが、先日、ふと、
本当の強さは正直なこと、なのではないかとピンと
きました。
そして、そういう意味では、確かに弱いという自分も
わかりました。
(自分の気持ちに)正直に生きる、って、勇気がいります。
衝突を避けて、人の気分を害しないように、してきたつもりの
人間にとっては、結構勇気がいります。人のことを考えて、
自分が体や心で感じていた痛みを無視して、来たのだと、
客観的に自分を感じてみるようになってわかってきました。
結構、自分を痛めつけてきたかもしれないと。
人のためと言いつつ、自分が傷つくのが恐かったのだと
思います。嫌われるのが、恐かったのだと思います。
怒られたり責められたりするのも、恐かったですね~。
だからそれを避けるために、知らず知らずのうちに、自分を
滅していたかもしれません。そして、そのうちに、自分が
何をどうしたいのか、だんだんわからなくなっていきました。
本当の気持ちから目をそらして、まるで機械のようになろうと
していたのだなと、振り返って思います。それはとても
空虚だったように今思います。
時に、正直な自分を出した時に、それまで周りにいた人が
びっくりして、かなり責められたりしたことも、仲が良いと
思っていた人が離れて行ってしまったショックも、正直になる
ことに対して恐がっていた原因かもしれません。
だけど、だけどですね、正直な気持ちを伝えても、新しく
友人ができたり、仲良くしてくださる人はいるし、
出会えました。受け入れてくださる方々には、
感謝の気持ちが溢れます。
自分の気持ちを正直に伝えてダメになるような関係は、
それまでなんだな~、と最近は思います。だけど、
正直になる大切さや本当の強さを教えてもらった経験を
させていただいたのだと思うので、結果的に離れた関係にも
感謝しています。
すべてが繋がって積み重なって、今があるのだと感じます。