生きていれば、どんどん新しい情報を手にし、
何か習得していて自分が成長すれば、それまで
正しいと思っていたことが実は違った、という
瞬間に出会うことがあります。
その時、「違った」とわかったことに対して、
態度を豹変させたくなることってあると思います(笑)
実際、人に対しても、どっからどんな情報を得たのか、
態度が急に激変する人もいます。
別にどちらでもいいですが、普通の人はびっくり
しますよね。
両者に欠けるのは、リスペクト、だと思います。
自分がアップデートしたり、知ったからと言って、
自分がアップデート出来たのは、その情報や人がいたから
ということを忘れないことが大事なのだと思うのです。
私は、これまで豹変したくなる自分を感じ、その度に
自分の中に、痛みを感じました。それは多分、自分の
中にある、他者への批判に気持ちが変わったから、それが
「痛み」となって感じられたのだと理解しています。
そして、「痛み」は嫌なのです(笑)
これをどうしよう、と思って、「あ~、いらなくなったら、
これまでのことにありがとうの気持ちを込めて手放せば
いいんだ」と思いました。
知名さんがよく言われている、「感謝して手放す」って
こういうことなのね~、と思ったのです。
そうすれば、おのずとすべてに対してリスペクトの気持ちが
湧いてきます。
ここで豹変したら、その分また自分が落ちるような気が
するのです(笑)
「人を蹴落としてまで上に上がろうとするものではない」と
就職したての頃、祖父に言われました。アップデートしても
それまでの事に感謝なく豹変するのは、人を蹴落とすのと
同じ感じがするのです。
また、感謝して、心穏やかにもう今の自分には必要ない、と
思えた時が、卒業だと思っています。