ゆるすということ

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ゆるせないことがあることは、苦しいことだと思います。
ずっと過去にとどまることになるからです。

あんなひどいこと、ゆるしていいわけがない、という人も
いるでしょう。
なかなかそう簡単には手放せないこともあると思いますし、
難しいこともあると思います。

それでも、過去は変えられません。

自分が「ゆるせない」と思う事柄を、どうやってゆるして
いいかわからないかもしれません。

でも納得いく理由が無くても、少しでも「ゆるす」ができた時、
もしくは別の言い方をすると、その過去は過去だと見切りを
つけて未来を見ることを心から自分にゆるせた時、
自分の中から温かいものが流れます。
それは愛のエネルギーだと思いました。自分から流れる愛の
エネルギー。

それを体験した時、ゆるしは、愛なのだ、と気がつきました。

そして、ゆるすことは手放すことだと知りました。

感情を入れなくても、感情が入らなくても、心の中で
「ゆるす」とつぶやいてみる。
言葉には言霊があります。
結構強力です。(私はこの方法で流れたことがありました。
自分にとっては大きな傷で、時間が癒してくれた後、
もう最後の最後っていう手放しの時だったからかもしれま
せんが。)

ゆるして一番解放され癒されるのは、実は自分自身です。

ゆるす時、傷ついた自分の感情を認めることはとても
大事なことで、ゆるすとセットだと思います。

どんな小さな感情も、「そんな小さなことでグダグダ
思うなんて恥ずかしい」などとは思わずに、傷ついた
自分も認めてください。

自分の感情に蓋をして、なかったことや気づかないふりを
重ねるのは、傷を重ねるのと同じで自尊心を傷つけます。
セットで本当の癒しと解放につながるのだと思います。

「傷ついたけど、でももういいよ。」と思えたら、
「過去は変えられないから前をみよう」と思えたら、
その時自分の中から温かいものが流れたら、どうぞ
ご自身を祝福されてください。
大きなことほど、ゆるすなんて、もう仕方がないよ、
なんて思うことなんてできない、と思えることほど、
それができた時にはどうぞご自身を祝福されてください。
同時に大きな安心感を手に入れられていると思います。

一度にはできなくても、長い月日がかかっても、
傷が癒されてそこから解放されますように。


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