顔の力を抜く

| 0 comments


普段しない場所の掃除を始めると、
新しいことが始まるんだ、とか、エネルギーが
変わるんだ、と感じます。

今日もこれまで手をつけなかった場所の掃除を
なぜか始め、たまに手をつける天井近くを拭いて
いた時、そろそろ春になる感じが急にしました。
そして、あ、そろそろ立春だ、と気がつきました。

私の住んでいる場所は、九州でも最も寒く、
現在も外の気温は氷点下8度です。
例年にない寒さなので、皆様温かくして
お過ごしくださいませ。

ところで先日、下の犬歯が歯磨きをすると痛くて、
そのうち、その上の歯もつんつんじんじんして頭に
響くようになり、歯医者に行きました。
歯医者の予約はすぐに取れず、5日ほど間を置きました
が、その間、痛みは引いていき、実際診察する時は
ほんのかすかな違和感だけだったのですが、、、。
診察してもらうと、虫歯は全くなくきれいだということ
でした。

ただ、先生が気になる、ということで教えてくださった
のが、上前歯の形でした。
普段の口の力の入り方を、写真で説明してくださり、
その時初めて、普段からかなり歯を噛み締めていたことを
知ったのです(笑)。

そして、先生曰く、「正常な口、って言ったら変だけど、
口は閉じても歯は上と下がくっついていないのが普通です」
と。
「重力に逆らわないのが一番自然で健康な状態す。」
とも言われました。
さらに、「リフトアップしているつもりでも、上の歯を
下げることになるので、歯を噛み締めている人はほうれい線が
できて逆効果なんですよ。」と
教えてくださいました。

説明を聞きながら、目から鱗でおかしくなってだんだん
ニヤニヤしていました(笑)。

私はおそらくこれまで長い間、一生懸命上下の歯をくっつけ
ようとしていました。
どうもその負荷がかかりすぎて痛みになったようで、
それを聞いてから口の力を抜くと、年々気になっていた口の
乾きが、どんどん潤ってくるし、とにかくものすごく力が
抜けて楽になりました。

数ヶ月前から、朝起きても肩こりがして、枕が合わないのかなあ、
と思っていたのですが、口の力を抜くことを意識して寝た翌朝は、
肩こりがしませんでした(笑)。また、リラックスするので
早く眠りにつけます。

朝起きた時に特に歯に違和感があったので、寝ている間に
噛み締めているのだと思うのですが、とにかく起きている間でも
意識して歯を離すように今は癖づけていくしかないので
気がついたら直しています。

でも思いました。
どんなに食養生しても、身体のどこかに偏った力が入っていれば、
流れが滞り、効果的でない身体の使い方になっていると
意味がないのだということを。

長くなってすみません。

思い出したのですが、ピアノを習っていた時も、習字を習って
いた時も、一番言われたのが、「どこにも力を入れるな」と
いうことでした。

どこにも力を入れないから、自在に動かせる。
集中できる。

ということなのだと思いました。

これは、ピアノや習字だけでなく、生活の色んなことや
普段の在り方にも言えることなのだなあと思いました。

つまりニュートラルであるということ。
そして、自然体であるということ。⇨リラックスということ。

私のように、口の中までしっかり閉じようとしている人は
そんなにいないと思いますが(@@;)、疲れた時、体が
重たい時、リラックスしたい時、顔の力、歯のくっつき(笑)
意識してみてください。
顔の力が抜けると、自ずと身体の力も抜けやすくなるのでは
ないかと思います。

余談ですが、ドライマウスは口呼吸が原因と言われたりしま
すが、今回の件で、私は結構口で呼吸をしていることに
気がつきました。さらに、歯をくっつけようとしていた
ことにも関連しますが、顎が上を向く癖があったことに
気がつき、鼻呼吸にしようとすると、自然と顎が引くことも
わかりました。
そうすると、立っていると、自然とお腹に力が入る姿勢に
なります。
顎が上を向くと、腰で立つようになり、お腹が前に出ることが
わかりました(当然、と言われたら当然かもなのですが、、)。

呼吸の仕方一つで、身体もの頭から足まで、全部繋がって
影響を受けるんだなあと思いました。


コメントを残す

Required fields are marked *.


Top